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代表あいさつ

近代経済は19世紀末から20世紀初頭の産業革命により資本主義社会と工業社会が始まり、世界経済の著しい発展をしました。

その世界経済の構造も世界大戦を経て大きく変貌しましたが、また2019年末から新型コロナによる世界的な未曽有の感染拡大により過去の世界大戦の戦禍を超える甚大な被害を被り世界の経済構造のいびつな課題を露呈しました。その修復が今後の大きな世界的な経済変革要素になるものと思われます。

今では過去の経済大国の占める占有率も大きく変わり、ローコストの新興国や特に中国の著しい経済発展によって世界マーケットにおける大きな影響を与えるまでになっています。その中で国内における少子化と高齢化が同時に加速している為、消費マインドは益々衰退しています。

この複雑な状況下で従来感覚のまま事業継続を続けることは明らかに困難であります。

また、東洋シヤッター株式会社在籍中の1999年に100億円以上の多額損失が発生し、経営の危機に直面した企業の再生を2002年に担うことになり、2006年に再建7ヵ年計画を3年短縮して終結しました。

「会社を再建し復配をする。そして従業員の雇用を最大限守る」という目標を掲げ、「大胆な改革と再生する企業」を経営方針として、その為には多くの知恵を結集して改革を実行に移し成果を挙げ、企業再生を果たしました。

そこで、これまでの経営者としての貴重な体験から「経営の考え方はもとより、企業人としてどう生きていくかを問うビジネスパーソン」の生の声を著書行動せずして 得るものなし!」やDVDで皆様にお届けします。

これからは現代の時世にマッチした感覚を取り入れ、大きく変革する為には多用な多くの知恵を結集して躊躇なく実行しなければなりません。

特に今後の企業理念に「SDGs(エスディージーズ)」、「スマート社会」や「カーボンゼロ」を取り入れて事業経営を行わなければ世間に広く認知された企業として存続出来なくなります。

即ち企業収益のみならず社会貢献投資力が企業価値を高める重要な要素になり、世界的な方向性でもあります。

これらのことを理論と体験からより理解して一緒に考えて参ります。


代表 藤田 和育

代表取締役 藤田 和育

行動せずして、得るものなし ~改革から革新への挑戦~

企業経営は労使一体となり、事業取組みを行うことが持続可能な経営を営む原点です。

想像し難い世界的な金融不安や新型コロナ感染症などの外的な事業環境の激変により、経営の諸条件は一瞬に悪化の一途を辿ります。その為に種々の販売力強化対策、コスト・経費の低減などを図り雇用の維持に努め、なおかつ適正な収益を上げる努力を図りますが事業存続が困難になることはしばしば起こりがちです。

経営とはその急激な経済の変化に対応した施策をいち早く決断することであります。そのことは経営者として自戒し、今後の活路を見出すことがプロの経営者であります。 

行動せよ! 自覚せよ! 一人ひとりが経営者 

経営は存続・拡大させ、将来希望のある会社に再生する為にも大きな目標「キャッチフレーズ」を掲げることが必要です。

その具体的施策の例は、

1.商いに徹する
 2.決断とスピード
 3.「無理、できない」否定論の排除
 4.「一度やってみよう」挑戦する気概
 5.労使の一体化

の5項目を徹底することが雇用の源泉であり、ご愛顧頂いている方々へ感謝する気持ちを社員と共に心に刻み付けることです。その結果一人ひとりが変わっていく第一歩であり、そうした人の集りが改革と再生の鼓動を打ちはじめるのです。

先ず経営者自らが変わり、幹部・管理職は一般社員に率先垂範を示し、幹部自ら「闘争心」「競争心」「挑戦心」に目覚め、過去の延長線から脱却し「行動せよ! 自覚せよ! 一人ひとりが経営者」に徹することです。

この「行動せよ! 自覚せよ! 一人ひとりが経営者」の言葉は、社長就任時に全社一丸となることを願って社内で公募した標語の最優秀作品で、今でも己に自戒させてくれている大好きな標語です。

この標語が変革の原動力となり「行動せずして、得るものなし」に要約された由縁です。


謙虚な気持ちで行動し続けることの大切さ

常に「謙虚さと感謝の気持ちの大切さ」を肝に銘じて行動することが事業基盤をより強固なものに築き、顧客に対してより確かな感動と感激を迅速に提供できる源です。

現在は感性の満足感を満たす事が最重要な商品価値観で、物欲感のコスト感覚の価値観とは別の価値観です。即ち経営ビジョンを明確に示し全社一丸となって、厳しい経済環境に挑むことから企業品質の向上を図り、社会に感動と感激を提供し続けるのです。

徹底した行動をとれば、必ずや成果を生み、強固な体質に変わっていく、即ち「行動すれば、得るものあり」なのです。

今後の市況の動向は想定外の厳しい事業環境に直面しますが、一人ひとりが未来に希望を抱き邁進すれば、この苦難も必ずや克服できると確信しています。


経営の基本は「合理的かつ効率的な上で、冷静な決断」

企業経営の原則は「社会に貢献する企業」であり、経済は必要な物品の交換(物々交換)から始まり、この交換の利便性を図る為に、流通の媒体として通貨が存在するようになったのです。

社会に貢献することは「利便性の商品の提供」「良質の商品の提供」「納税の義務」「雇用の創出」「株主配当」等であり、これらを満たす為には、経営は常に法令遵守の下で「合理的かつ効率的な」ことを追求し、しかも冷酷なまでに冷静な判断を下すことが経営者の必要な気質であります。

また、経営のトップに近いほど夢を叶える権力者です。反面、孤独な世界との戦いでもあり、物ごとの判断は、次第に相談する者も少なくなりトップは自己決断しなければならないのです。しかしながら経営とは生き物であり己の意識改革を日常的に行う事が、この速い市況の変化とその大きな振幅と波長の流れに乗ることが企業経営者の必要絶対条件です。